統合失調症を抱えながらも、適切な就労支援を受ければ適切な職場・職種に就けます。
そうすれば経済的自立も可能なので、病気を理由に諦める必要はありません。
・就労支援機関を探したいが、どんな支援機関があるの?
・どんな職場・職種が自分に適しているのかわからない
・経済的に不安を感じており、はやく仕事をしたい
・病気でも働ける場所があるのかわからない
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そんなお悩みの方は必見です!
この記事では、精神病を患っている筆者が、統合失調症の方が職場に適応しやすくするための就労支援機関と、おすすめの職種を11個ご紹介します。
私自身も就労支援機関を頼りにしているので、ぜひ就職のきっかけにしてくださいね。
就職活動をする前に準備しておきたいこと
スキルを磨く
統合失調症と診断されたからといって、就職活動が不可能というわけではありません。
就職活動の準備として、まず、自分のスキルを磨くことが重要です。
例えば、パソコンスキル、コミュニケーションスキル、事務処理能力など、就職活動で役立つスキルを習得しましょう。
職業訓練に通うのも有効な手段です。
職業訓練では、専門的な知識や技術を習得することができ、就職活動に関するサポートを受けることもできます。
自分に適した職業を知る
就職活動では、自分の強みや弱みを理解し、自分に適した職種を見つけることが重要です。
統合失調症の症状は人によって異なるため、自分に合った働き方を考える必要があります。
例えば、集中力に不安がある場合は、ルーティンワークや黙々と作業できる職種が向いているでしょう。
コミュニケーションが苦手な場合は、人と接する機会が少ない職種を選ぶことがいいかもしれません。
また、自分の興味や関心、得意なことを考慮することも大切です。
自分の好きなことを仕事にできれば、仕事に対するモチベーションも高まるケロ!
柔軟な働き方ができる職場を探す
統合失調症の症状によっては、通常の勤務体制では難しい場合もあります。
そのため、柔軟な働き方を許容してくれる職場を探すことが重要です。
例えば、フレックスタイム制、リモートワーク、時短勤務など、自分の状況に合わせて働き方を選べる制度がある企業を探しましょう。
また、職場環境がストレスにならないよう、アットホームな雰囲気で、従業員同士のコミュニケーションが活発な企業を選ぶことも大切です。
サポートを受ける
就職活動は、一人で抱え込まずに、サポートを受けながら進めることが重要です。
就職活動支援団体やハローワークなどの公的機関では、就職活動に関する相談や情報提供、職業訓練などのサポートを受けることができます。
また、精神科医やカウンセラーなどの専門家からアドバイスを受けることも有効です。
専門家のサポートを受けることで、就職活動に対する不安やストレスを軽減し、自信を持って就職活動を進めることができます。
統合失調症の人におすすめの業種11個
統合失調症の方に向いている職種は、集中力やコミュニケーション能力、体力面などを考慮して選ぶ必要があります。
具体的には、以下のような職種が挙げられます。
【事務職】
データ入力、書類作成、電話対応など、ルーティンワークが中心で、集中力があればこなせる仕事です。
【データ入力】
パソコンを使ったデータ入力作業は、集中力を要しますが、人とのコミュニケーションが少ないため、比較的落ち着いて仕事に取り組めます。
特別なスキルも必要ありません。
【プログラミング】
コンピューターに向かって黙々と作業できるため、集中力に自信がない方でも、スキルを磨けば活躍できる可能性があります。
【翻訳】
集中力と語学力があれば、自宅でも仕事ができるため、自分のペースで働きたい方に向いています。
【Webデザイナー】
クリエイティブな仕事で、自分のアイデアを形にすることができます。
ただし、締め切りに追われることもあるため、ストレス耐性も必要です。
【イラストレーター】
絵を描くことが好きな方に向いています。
自宅で仕事ができるため、自分のペースで働けます。
【ライティング】
文章を書くことが好きな方に向いています。
自宅で仕事ができるため、自分のペースで働けます。
【販売】
接客経験があれば、スキルを活かせる仕事です。
ただし、人と接することが苦手な場合は、電話対応やネット販売など、人と直接会わない仕事を選ぶこともできます。
【製造】
工場での作業は、体力が必要ですが、ルーティンワークが中心で、集中力があればこなせる仕事です。
【清掃】
体力が必要ですが、黙々と作業できるため、集中力に自信がない方や、人とコミュニケーションをとれない人でも、安心して働けます。
【動画編集】
スキルがあれば、在宅で仕事が可能です。
人と対面する機会がないので、コミュニケーションが苦手な人にもおすすめ。
【統合失調症の人におすすめの職種】
・事務職
・データ入力
・プログラミング
・翻訳
・Webデザイナー
・イラストレーター
・ライティング
・販売
・製造
・清掃
・動画編集
これらの職種以外にも、自分に合った仕事はたくさんあります。
就職活動を通して、自分の強みや弱みを理解し、自分に合った仕事を見つけることが大切です。
私は最初はデータ入力をしていました。
そこからWebデザインとライティングの勉強をして、今ライターになれるように頑張っているよ!
就労支援機関とは
就労支援機関は、統合失調症の方を含む精神疾患を持つ方の就職や職場定着をサポートする施設や機関のことです。
種類によって支援内容が異なります。
以下、主な種類を紹介します。
就労支援機関の種類①:就労移行支援事業所
就労移行支援事業所は、障害や精神疾患を持つ方が就職を目指す際に利用できる支援施設で、一般企業への就職を視野に入れた総合的なサポートを行います。
主な支援内容
・スキルアップのための職業訓練
パソコン操作(WordやExcel)、ビジネスマナー、接客、電話応対といった基本的な職業スキルから、希望する職種に合わせた専門的なスキルまで幅広く指導してくれます。
・職場見学・職場体験
実際の職場を見学したり、短期間の職場体験をする機会を提供し、職場の雰囲気や仕事内容を具体的に理解することができます。
・就職活動のサポート
求人情報の提供、履歴書・職務経歴書の作成指導、面接練習など、就職活動の各ステップを支援してくれます。
また、障害や疾患について面接でどのように説明するかといった、配慮の必要なポイントについても指導を受けることが可能。
・ビジネスマナー・コミュニケーションスキルの指導
職場で求められる挨拶や報告、上司や同僚とのコミュニケーションスキルを磨くトレーニングを行い、円滑な人間関係の構築をサポートしてくれます。
特に、緊張しやすい方や、対人スキルに不安を感じる方に役立つ支援です。
・体調管理の指導とサポート
精神的・身体的な健康管理のために、日々のスケジュール管理やストレスマネジメント方法を指導。
生活リズムの安定や体調の維持が長く働くための基盤となるため、無理なく働ける体制作りを一緒に進めてくれます。
・就職後のフォローアップ支援
就職が決まった後も、定期的に連絡を取り合い、職場での問題や悩みを相談できるフォローアップ支援を行ってくれます。
仕事に関する悩みや、職場での適応についてアドバイスを受けられるため、職場定着率の向上に役立つでしょう。
主な仕事内容
以下は、就労移行支援事業所で経験できる主な仕事の内容です。
・データ入力
・書類整理、ファイリング
・製品の組み立て、梱包作業
・ラベル貼り
・清掃
・SNS、ブログ更新
・電話での問い合わせ対応
・レジ販売
など
利用条件
就労移行支援事業所を利用できるのは、障害者手帳を持っている方や、医師の診断書がある方が一般的です。
利用期間は原則2年間ですが、必要に応じて延長が認められる場合もあります。
就労支援機関の種類②:就労継続支援事業所A型
就労継続支援事業所A型・B型は、障害や疾患を持つ方が自分のペースで働き続けられるようにサポートする施設です。
一般就労が難しい方でも働く機会を得られ、体調や能力に合わせた働き方を選択できます。
A型とB型には異なる特徴があり、それぞれの支援内容も異なります。
A型は、利用者が事業所と雇用契約を結び、給与が支払われる点が大きな特徴です。
仕事の内容や給与制度は一般企業と似た形ですが、障害特性や体調に応じた配慮がなされ、安心して働ける環境が提供されます。
主な支援内容
・雇用契約の締結
利用者は事業所と雇用契約を結ぶため、労働者としての権利や給与が保障されます。
時給制のことが多く、給与は労働時間に応じて支給。
・仕事の指導・サポート
事業所の職員が、利用者が仕事を習得しやすいように丁寧にサポートしてくれます。
特に、体調や能力に合わせた個別の指導が行われるため、無理なく仕事に取り組むことが可能です。
・ビジネスマナーや就労スキルの習得
働きながら、社会人として必要なビジネスマナーやコミュニケーションスキルも習得可能です。
職場のルールやチームワークを学ぶことで、一般就労に向けた準備にもなります。
・体調やメンタルのサポート
就労にあたっては、職場の職員や支援スタッフが体調や精神面のケアも行い、無理なく働き続けられるようサポートしてくれます。
体調不良の際には働き方や勤務時間の調整も可能です。
・ステップアップの支援
将来的に一般就労を目指す方に向けて、職務スキルを高めたり、外部の職場体験を経てスキルを積む支援も行ってくれます。
一般企業への就職を見据えた支援が多く、就労移行支援事業所と連携していることもあるので、安心です。
主な仕事内容
就労継続支援A型事業所での仕事内容は事業所ごとに異なります。
・パンやお菓子の製造
・お弁当の調理、盛り付け
・データ入力
・清掃
・Webデザイン
・プログラミング
・ライティング
など
利用条件
障害者手帳や医師の診断書が必要で、利用には各自治体の福祉窓口での手続きが必要です。
就労支援機関の種類③:就労継続支援事業所B型
B型は、利用者が事業所と雇用契約を結ばず、自分のペースで働くことができる点が特徴です。
給与ではなく「工賃」という形で金銭が支払われます。
B型は、体調や障害の状態によって一般就労が難しい方が無理なく働き続けるための環境が整えられています。
主な支援内容
・雇用契約なしで働ける
利用者と事業所との間に雇用契約は結ばれず、勤務時間や働き方に柔軟性があり、利用者の体調や生活リズムに応じて参加日数や勤務時間が決められます。
・生活リズムや体力づくり
B型では、働きながら生活リズムを整えたり、体力をつけることを重視します。
週数回から働き始め、徐々に体力や集中力をつけていくステップを踏むことで、生活の安定を目指します。
・多様な作業内容
軽作業や製品の組み立て、農作業、簡単な調理作業など、作業内容はさまざまです。
利用者の能力や興味に合わせた作業が提供されるため、無理なく続けやすい環境が用意されています。
・コミュニケーションと社会参加の支援
事業所内で職員や他の利用者とのコミュニケーションをとる機会があるため、対人スキルを高めたり、社会参加の感覚を養うことが可能です。
孤立感を感じにくくなるため、精神的なサポートにもなります。
・体調管理・メンタルサポート
定期的に健康チェックを受けたり、体調やメンタルの相談がしやすい環境が整っています。
働くことを通じて、日常生活が安定するような支援が提供されます。
・長期間の利用が可能
利用期間に制限がなく、長期間利用することができます。
そのため、無理に一般就労を目指すのではなく、自分のペースで社会と関わり続けることが可能です。
主な仕事内容
就労継続支援B型事業所での仕事内容は事業所ごとに異なります。
・パンやお菓子の製造
・お弁当の調理、盛り付け
・データ入力
・清掃
・Webデザイン
・プログラミング
・ライティング
など
利用条件
障害者手帳や医師の診断書が必要で、利用には各自治体の福祉窓口での手続きが必要です。
A型とB型の特徴を理解し、自分に合った事業所を選ぶことが重要だね!
就労支援機関の種類④:地域障害者職業センター
地域障害者職業センターは、障害のある方が自立して働けるように、職業相談や訓練を提供する専門機関のことです。
全国各地に設置されており、就職支援を行うハローワークと密接に連携し、就職活動から職場適応の支援までを包括的にサポート。
利用者の特性に応じた個別支援計画が作成され、安心して仕事を見つけ、働き続けられる環境を整えてくれます。
主な支援内容
・職業相談・キャリアカウンセリング
専門の職業カウンセラーが、利用者の希望や強み、体調・障害特性を踏まえた相談を行ってくれます。
キャリアカウンセリングを通して、適職のアドバイスや将来のキャリアパスの相談ができ、就職活動の方向性を定めることが可能。
・職業評価・スキル診断
各利用者のスキルや適性を評価するために、職業評価テストを実施。
具体的には、作業スキルやコミュニケーション能力、職場での適応性を見極め、利用者に合った仕事や訓練内容を提案してくれます。
評価結果をもとに支援計画が作成されるため、効率的にスキルアップを目指すことが可能です。
・職業訓練・スキルアップ支援
実際の職場環境に近い環境で、働くために必要な基礎的なスキルや職場適応能力を身につける訓練が行われます。
事務作業、接客、清掃などの軽作業や、パソコンを使った事務スキル訓練など、利用者の目指す職種に合わせた訓練が提供されます。
・職場適応訓練
就職先の職場で実際に働きながら、業務内容や職場環境に慣れるための「職場適応訓練」を提供。
職場環境の適応に対する不安を取り除き、実際の仕事でスムーズに作業できるよう、企業と連携しながら支援してくれます。
職場でのコミュニケーション方法や対人スキルも学べる貴重な機会です。
・職場定着支援
就職後、利用者が長く働き続けられるよう、定期的にフォローアップを行ってくれます。
職場の人間関係や業務に関する悩みを解消するためのカウンセリングや相談窓口を設け、問題が発生した際は早急にサポートを提供。
企業側へのアドバイスも行い、職場環境を整えるための支援を実施します。
・職場開拓・企業連携
障害のある方を積極的に雇用する企業の開拓にも力を入れています。
職業センターが直接企業に連絡を取り、利用者に合った職場を紹介することもあり、就職先の選択肢が広がります。
障害者雇用に理解のある企業との連携が強化されているため、利用者にとって働きやすい職場を見つけやすいです。
・ハローワークとの連携サポート
地域障害者職業センターは、ハローワークと連携して求人情報の提供や職業紹介も行ってくれます。
ハローワークからの紹介先に必要な調整や、職場見学の手配を通じて、利用者に最適な職場探しが進められるよう支援してくれるので安心。
主な仕事内容
地域障害者職業センターでの仕事内容は、主に以下のようなものがあります。
・農作業
・データ入力
・製造補助
・清掃
・受付業務
・電話対応
・郵便物の仕分け、配送準備
など
利用条件
障害者手帳を持っている方や、医師からの診断書がある方が利用できます。
就労支援機関の種類⑤:ハローワーク障害者専門窓口
ハローワークの障害者専門窓口は、障害のある方がスムーズに就職活動を進め、職場で長く働けるようにサポートを行う窓口のことです。
障害者手帳を持つ方が利用でき、障害の特性や個々の状況に配慮した丁寧な相談が受けられます。
専門の職員が、求人の紹介や応募書類の書き方、面接対策など、就職に必要なサポートを提供し、障害者枠での求人も充実しています。
主な支援内容
・職業相談・キャリアカウンセリング
障害の特性や希望に合わせたキャリアカウンセリングを実施。
職員が利用者の強みや目指すキャリアに合わせて、職場の選択肢や職業スキルの提案を行ってくれます。
仕事に関する悩みや就職後の不安についても相談でき、就職前後を通してトータルサポートが受けることが可能です。
・求人情報の提供・障害者枠の求人紹介
一般求人だけでなく、障害者枠の求人情報も豊富に揃え、障害者専門窓口では各利用者に適した求人を選びやすくしています。
求人内容や企業のサポート体制、通勤可能かなど、詳細な説明を受けることが可能。
障害者枠求人では、企業が障害者雇用に前向きな姿勢を持っており、職場の環境面でも配慮があるため、安心して就労に臨むことができます。
・履歴書・職務経歴書の作成支援
書類作成が難しい場合は、職員が具体的なアドバイスを行い、履歴書や職務経歴書の書き方をサポートしてくれます。
・面接対策
面接の練習やポイント指導を行い、コミュニケーションに関するアドバイスも提供。
面接への不安を解消し、自信を持って本番に臨めるよう支援してくれます。
・職場定着支援
就職後、利用者が職場で長く働けるようにフォローアップを行ってくれます。
定期的な面談や相談を通して、職場での困りごとや悩みに対して適切なサポートを提供。
企業側への相談も行い、働きやすい職場環境を維持できるよう支援します。
・企業とのマッチング・職場見学
障害者雇用に前向きな企業と連携し、利用者が無理なく就職できるよう企業の紹介や職場見学の調整を行ってくれます。
実際の職場を見学することで、自分に合った環境かを確認できるため、安心して応募することが可能です。
・就労移行支援機関や地域障害者職業センターとの連携
ハローワーク障害者専門窓口は、就労移行支援機関や地域障害者職業センターとも密接に連携し、利用者の状況に応じた最適な支援機関の紹介や併用が可能です。
例えば、職業訓練が必要な場合は就労移行支援機関の利用を勧めるなど、各機関との連携を通じて包括的な支援を行ってくれます。
主な仕事内容
ハローワーク障害者専門窓口で見つかる仕事は、主に以下のようなものがあります。
・事務
・データ入力
・製造補助
・清掃
・受付業務
・品質管理・検査
・ピッキング作業
など
利用条件
障害者手帳や医師の診断書が必要です。
まずは、ハローワークに設置されている障害者専門窓口に連絡し、相談予約を行ってください。
就労支援機関の種類⑥:地域生活支援センター
地域生活支援センターは、精神障害者やその家族が地域で自立した生活を送るための支援を行う機関です。
特に精神的な支えが重要となる支援を中心に、日常生活を安定させ、社会復帰を果たすためにさまざまなサービスを提供しています。
主な支援内容
・精神的支えとなる相談支援
精神的な悩みや障害による日常生活での困難を抱える利用者に対し、心理的・精神的な支援を提供。
カウンセリングや電話相談など、精神的なサポートを通じて、利用者の自信回復や不安解消を図ります。
また、必要に応じて、専門的な支援を提供するために、精神保健福祉士や臨床心理士と連携し、個別対応を行います。
・日常生活の支援
食事や掃除、洗濯などの生活全般にわたる支援を行うこともあります。
特に、生活リズムが乱れがちな場合や、基本的な生活技能が不足している場合に、サポートを提供し、安定した生活を支援。
具体的には、買い物同行や金銭管理支援、医療機関の受診サポート、日常的なケアを通じて、生活の質を向上させるお手伝いをします。
・医療機関との連携
精神的な健康を維持するために、医療機関と連携してサポートを提供。
診断を受けた精神疾患の治療や薬物療法に関する支援、治療計画の見直しなど、医療専門家と連携して利用者の状態を見守ってくれます。
定期的な通院のサポートや、病院やクリニックの紹介、精神科医との連携など、適切な医療支援を受けられるよう手配もしてくれます。
・社会復帰へのサポート
生活支援だけでなく、社会復帰を目指すための活動支援も行っています。
精神的な障害を持つ方が社会で活躍できるよう、職業訓練や就労支援を提供する場合も。
職場復帰や就職活動、社会参加のためのスキルアップ支援など、段階的にサポートを行い、社会復帰に向けたプランを立てて進めていきます。
・地域との連携
地域での支援を強化するため、地域の福祉施設、学校、企業、公共機関と密に連携します。
地域生活支援センターは、地域社会全体が精神的な障害者を支える体制を築くためのハブとなり、障害者が地域で安心して暮らせる環境作りを推進。
地域活動やボランティア活動への参加を促し、地域内での孤立を防ぎ、社会的なつながりを深める支援を行ってくれます。
・家族支援
精神的な障害を持つ家族へのサポートも行ってくれます。
家族が精神的なサポートをどのように行うべきか、家族内でのコミュニケーションの改善方法やストレスマネジメントなどの支援が提供。
家族相談や家族向けの勉強会、サポートグループの開催を通じて、家族の負担を軽減し、家族全体が適切な支援を受けられるようにしてくれます。
・生活向上プログラムの提供
利用者が自己の生活向上を目指すためのプログラムを提供。
これには、生活スキルの向上、社会的スキルのトレーニング、ストレス管理の方法、趣味を見つける活動支援などが含まれます。
また、地域のイベントや講座への参加支援などを通じて、利用者の社会参加を促進します。
主な仕事内容
地域生活支援センターでできる仕事(訓練)は、主に以下のようなものがあります。
・データ入力
・ラベル貼り
・清掃
・書類整理
・検品
・組み立て
・販売
など
利用条件
地域生活支援センターの利用には、障がい者手帳が必ずしも必要ではありませんが、精神障害や身体障害があることを証明する手段として手帳が求められることが一般的です。
障がい者手帳を持っていない場合でも、医師の診断書やカウンセリング記録を基に支援が提供されることがあります。
色んな種類の支援機関があるけど、自分に合った場所を選ぶのが重要だよ!
支援機関や職場を探す際の注意点
自分に合った支援機関を選ぶ
支援機関にはさまざまな種類があり、それぞれの機関が提供する支援内容やサービスが異なります。
自分の障がいの種類や状態に最も合った機関を選ぶことが重要です。
支援内容の確認: 各支援機関が提供するサービス内容(職業訓練、就職活動支援、職場定着支援など)を事前に確認し、自分が必要とする支援があるかどうかをチェックしましょう。
対象となる障がいの種類: 支援機関は、特定の障がい者を対象としている場合もあります。自分の障がいに対応している機関を選ぶようにしましょう。
職場環境の適性を確認
障がい者雇用枠のある職場でも、全ての職場が自分にとって適切とは限りません。
職場環境が自分に合っているかどうか、事前にチェックすることが重要です。
職場の文化や環境: 職場の雰囲気や文化が自分に合っているか、ストレスなく働ける環境かどうかを確認しましょう。面接の際に職場の環境や同僚との関係性についても質問すると良いでしょう。
障がい者雇用のサポート体制: 障がい者雇用枠を提供している企業でも、実際にどれだけ支援が行われているかは異なります。障がい者雇用における配慮やサポートが十分に整っているかを確認することが大切です。
仕事内容を確認
自分の能力や状態に合った仕事内容かどうかを確認することが、長期的に働けるかどうかに影響します。
仕事内容の詳細を把握する: 仕事の内容が自分の得意分野や興味に合っているか、体力的に無理がないかを確認します。また、仕事内容に必要なスキルや経験が自分に足りているかもチェックしておきましょう。
仕事内容の変更の可能性: 仕事の内容が将来的に変更される可能性がある場合、柔軟に対応できるかを考えておきます。
職場でのサポート体制を確認
就職した後に必要なサポートがあるかどうか、特に障がい者雇用の場合には事前に確認することが大切です。
職場定着支援があるか: 障がい者雇用の場合、職場定着支援が行われているか確認しましょう。職場に適応するためのサポートや、困ったときに相談できる体制が整っているかは重要なポイントです。
勤務時間や勤務形態: 自分の体調や生活リズムに合った勤務時間や勤務形態(フレックスタイム、時短勤務など)を選べるかどうかも確認しておきましょう。
就労移行支援や職業訓練の活用
就労移行支援事業所や職業訓練を提供する機関を活用することで、就職活動をスムーズに進めやすくなります。
訓練内容の確認: 就労移行支援事業所や職業訓練施設で提供される内容が自分の希望する職業に合致しているか、どのようなスキルを習得できるかを確認してください。
支援期間やサポート: どのくらいの期間サポートが提供されるのか、支援期間が終了した後のフォローがあるかも大切なポイントです。
面接時に適切に伝える
面接の際には、障がいのことをどのように伝えるかが大きなポイントとなります。
自分の障がいについて正直に伝えることは大切ですが、どこまで伝えるかについては慎重に考えましょう。
必要な配慮を伝える: 自分の障がいによって職場でどのような配慮が必要かを、具体的に伝えることが大切です。例えば、特定の作業に集中できる環境が必要であったり、通勤時間の調整が必要であったりする場合には、それを伝えると良いでしょう。
障がいに関する配慮がある職場を選ぶ: 面接の際に、どのような配慮が職場で行われているかについて確認し、安心して働けるかを見極めましょう。
就業契約を確認する
雇用契約を結ぶ際は、契約内容をよく確認することが大切です。
特に、障がい者雇用に関する特別な取り決めがあるかどうかを確認しましょう。
契約内容を細かく確認: 勤務時間、給与、休暇、福利厚生など、基本的な労働条件を必ず確認します。また、障がい者雇用の枠で雇用される場合、その枠の意味や待遇についても確認しましょう。
契約書に署名する前に相談: 契約内容について不明点や不安な点があれば、専門機関や支援機関の相談員に確認してから署名することが重要です。
おすすめの就労支援機関「LITALICOワークス」
▲引用元:LITALICOワークス
LITALICOワークスは、全国展開の就労移行支援事業所で、多様な職種や企業と連携し、就職から職場定着まで幅広いサポートを提供しています。
一人ひとりに合わせた200以上のプログラムをカスタマイズした支援プログラムが強みで、これまでに 8,000人以上の方の就職をサポートしてきた実績があります。
累計就職者数はNo.1!
半年以上働いている人は、なんと89.2%。
【利用者さんの声】
LITALICOワークスに通っていた頃は勤怠がなかなか安定しませんでしたが、通う頻度をあげるべく踏ん張って、最終的には8割方通うことができました。
ですがまだ勤怠には不安があり、アルバイトで時短勤務から始めました。入社当初は仕事の悩みなどを自分の中に蓄積してしまっていましたが、定着支援の面談で吐き出すことで気持ちのバランスがとれていました。
「LITALICOワークスのスタッフなら、ネガティブなことも気兼ねなく話せる」という安心感に、支えられていました。会社からのサポートに加えて、LITALICOワークスからのサポートも継続して受ける中で、だんだんと自分に合うやり方がわかってきました。
1年ほどで勤怠が安定してからフルタイムへと変更し、入社3年目で正社員に昇格しました。
引用元:LITALICOワークス
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まとめ
精神疾患や、障害を持っている方でも、仕事をすることが可能です。
雇用契約をしたい人は就労継続支援事業所A型、雇用契約を結ばずに自分のペースで働き方を見つけたい人は就労継続支援事業所B型…など、就労支援機関の種類と特徴を知り、自分にあった場所を選ぶことが大切。
今では完全在宅でリモートワークができる時代です。
外に出るのが難しい人でも、無理をせず、焦らずに就職できるように、まずは第一歩を踏み出してみませんか?
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