「つい嘘をついてしまう……」そんな悩みを抱えていませんか?
嘘をつく癖は、信頼を失う原因になるだけでなく、自分自身にもストレスや罪悪感を与えてしまうことも…。
・嘘をつかない方法を知りたい
・嘘つきを治したい
・失った信頼を取り戻したい
そんなお悩みの方は必見です!
この記事では、心理学の視点から嘘をつかないための具体的な方法11選と、あわせて信頼を取り戻す方法を解説します。
嘘をやめて、正直で信頼される自分に変わる第一歩を踏み出しましょう!
嘘つきか正直者かは脳で決まる
▲引用元:京都大学
京都大学の研究によれば、報酬を期待する際の「側坐核(そくざかく)」と呼ばれる脳領域の活動が高い人ほど、嘘をつく割合が高いことが示されています。
さらに、側坐核の活動が高い人は、正直な行動をとる際に「背外側前頭前野(はいがいそくぜんとうぜんや)」の活動も高まることが分かりました。
つまり、側坐核の活動の個人差によって、人間の正直さ・不正直さがある程度決まるってことなんだ!
▶関連記事:【心理学】人はなぜ嘘をつくの?11種類の嘘の特徴と虚言癖との違いを解説
嘘をつかない方法11選
嘘をつかないためには、普段から意識的に発言することが大事。
主な方法を、以下に挙げてみました。
・自分を周りと比べない
・なぜ嘘をつくのか理解する
・小さな嘘を避ける
・言いにくいことは工夫して伝える
・自分に正直になる
・完璧を求めない
・嘘をつかなくても良い環境を作る
・約束を守る習慣をつける
・バレたときの影響を考える
・正直でいることのメリットを知る
・自分にできること・できないことを知る
それぞれ詳しく解説していきます。
自分を周りと比べない
職場で同期や後輩を見ると、自分ももっとできなきゃと焦りがちですよね。
周りと比べる気持ちは自然ですが、それに振り回されると「私もできる」と嘘をつく原因にも…。
大切なのは、周りができるからといって自分も同じようにできるとは限らないと理解することです。
なぜ嘘をつくのか理解する
嘘をつく理由には「他人に良く思われたい」「自分を守りたい」「対立を避けたい」などがあり、これらの原因を理解することが重要。
自分がなぜ嘘をついてしまうのかを知ることで、他の方法でその欲求に対処できるようになるのです。
小さな嘘を避ける
些細なことでも嘘をつかないように心がけることが、正直な習慣を身につけるための第一歩。
日常的な小さな嘘が積み重なると、次第に大きな嘘につながることもあります。
「どうせバレないだろう」と思ってしまいがちですが、その考え方を見直すことが重要です。
言いにくいことは工夫して伝える
正直に言うことが難しいときは、相手を思いやりながら真実を伝える方法を考えましょう。
たとえば、誰かの行動に対して改善を求めるとき、直接的な批判を避けて、「〇〇さんのやり方も理解しているけど、私はこう感じていて、この方法がうまくいくと思う」というようにすると◎
こうすることで、相手に対して非難の気持ちを与えず、誠実に意見を伝えることができます。
自分に正直になる
自分の気持ちや考えをしっかりと理解し、それに基づいて行動することで、他人にも自然に正直でいられるようになります。
自己理解が深まると、何が自分にとって大切で、どんな時に嘘をつきたくなるのかを知ることができるでしょう。
その結果、無理に他人に合わせたり、自分を隠す必要がなくなり、不必要な嘘を減らすことができます。
完璧を求めない
完璧を求めすぎると、自分や他人に対して過度のプレッシャーをかけてしまい、失敗や欠点を隠すために嘘をついてしまうことがよくあります。
特に、自分が完璧でなければ価値がないと感じると、何かがうまくいかないときに「自分を守るため」に嘘をつくことも…。
しかし、完璧である必要はなく、ありのままの自分を受け入れることが大切なんです。
自分の弱点や欠点を認めることで、他人に対しても嘘をつかず、誠実に接することができるようになります。
人は完璧ではないからこそ成長し、互いに支え合うことができるんだケロねぇ。
嘘をつかなくても良い環境を作る
嘘をつきたくなる原因が環境にあることもあります。
たとえば、職場や家庭で自分が意見を言いやすい環境を作ることが大切です。
上司や同僚、家族との関係で、自分が素直に意見を言ったり、間違いを認められる雰囲気があると、嘘をつく必要がなくなります。
ミスをしても「大丈夫、次から気をつければいい」と言ってくれるようなサポート体制が整っていると、失敗を隠すために嘘をつくことが減っていくのです。
約束を守る習慣をつける
約束を守る習慣をつけることは、嘘をつかないために非常に効果的です。
人は、約束を守らないと感じたときに、言い訳や嘘をついてその場を取り繕うことがあります。
逆にいえば、日頃から小さな約束でも誠実に守ることで、嘘をつく必要がなくなり、信頼を築くことができるということ。
たとえば、期限を守る、約束した時間に遅れない、言ったことを実行するなど、日常生活での信頼を積み重ねることが大切です。
これにより、他人との関係がスムーズになり、嘘をついて取り繕う必要が減ります。
自分自身にも自信がつくケロ!
バレたときの影響を考える
嘘がバレたとき、最も大きなデメリットは信頼の損失。
信頼を失うことは、関係性の根本を揺るがすため、一度失った信頼を取り戻すのは非常に難しくなります。
また、嘘をついたことで相手の気持ちを傷つけたり、裏切ったことに対する後悔の念が生まれることも…。
これにより、嘘をついた人自身も罪悪感やストレスを感じることが多いです。
さらに、嘘を隠すために次々と嘘を重ねることになると、状況が複雑化していき、嘘をつき続けることに疲れ果ててしまうこともあるので、日頃からこういった影響を考えておくようにしましょう。
正直でいることのメリットを知る
正直でいることには多くのメリットがあるんです。
嘘をつかずにいることで、周囲からの信頼を得やすくなり、人間関係が深まります。
また、嘘をつかないことで精神的な安心感も得られ、ストレスが減り、さらに正直でいることが習慣になると、日々の生活がよりスムーズに進み、自己肯定感も高まります。
自分にできること・できないことを知る
反射的に嘘をつく理由の一つは、「理想の自分」でありたいからですが、現実は必ずしも理想通りにはいきません。
仕事が思うように進まないこともあります。
だからこそ、「理想の自分」を一旦脇に置いて、自分のできることとできないことをしっかり認識しましょう。
無理なくできることから実行しよう!
正確な自己像をつかむことで、嘘をつく必要が減っていくケロ!
信頼を取り戻す方法
では、もし嘘をついたことで信頼を失ってしまった場合、どうしたらいいのでしょうか?
以下に、信頼を取り戻す方法を挙げてみました。
・誠意を込めて謝罪する
・コミュニケーションのタイミングを図る
・相手によって謝罪方法を分ける
・相手が感動するまで行動をする
それぞれ詳しく解説していきます。
誠意を込めて謝罪する
信頼を取り戻すためには、まず自分の過ちを認め、心から謝罪することが重要です。
その上で、言葉だけでなく、行動で誠実さを示し、今後は正直で一貫した態度を貫くことが求められます。
時間をかけて、相手に信頼を取り戻す努力をし続けることで、少しずつ関係は修復されるでしょう。
また、過去の行動を反省し、同じ過ちを繰り返さないよう心掛けることも大事。
この時、ちゃんと噓をついた理由も伝えよう!
間違っても、「いい加減許してよ」なんて言葉はNGです!
信頼を取り戻すには、相当な時間がかかるんだケロね…。
コミュニケーションのタイミングを図る
「しまった!」と感じたら、まずはすぐに連絡を取ることが大切です。
気まずい気持ちがあるかもしれませんが、時間が経つほど事態は悪化してしまうもの。
すぐにコミュニケーションを取る姿勢を見せ、その後必要ならタイミングを考えて再度連絡しましょう。
相手が冷静になるのを待つことが効果的な場合もありますので、最適なタイミングを見計らって行動するようにしてください。
相手によって謝罪方法を分ける
相手によって謝罪方法を分けることは、とても重要です。
主に、以下のような謝罪方法があります。
謝罪方法 | メリット |
---|---|
対面 | 誠意が伝わりやすく、誤解が少ない。 直接的なやり取りで、感情がより伝わる。 |
電話 | 速やかに連絡が取れるが、対面ほどの誠意は伝わりにくいことも。 |
メール | 手軽に伝えられるが、感情が伝わりにくく、誤解を招くこともある。 |
手紙 | 落ち着いて言葉を選び、誤解を避けやすい。 相手も冷静に読むことができ、特に対面や電話を避けたい場合に有効。 |
手紙は、気持ちを丁寧に伝えたい時や、冷静に相手に伝えたい場合にオススメです。
しかしその反面、時間が空いてしまうので、まずは電話で謝ってから後日手紙でも謝罪を送る形にするといいでしょう。
相手が感動するまで行動をする
たとえば、仕事で遅れると言っていたのに、連絡を忘れて嘘をついてしまった場合。
信頼を取り戻すためには、まずすぐに相手に素直に謝り、「連絡を忘れてしまって申し訳ありませんでした」と認めましょう。
その後、相手が感動するほどの行動を示すことが重要です。
具体的には、次回の会議で自分が担当する部分を前倒しで準備し、さらに自分のタスクを早めに終わらせて、相手の負担を減らすように努めます。
また、その後も定期的に進捗報告を行い、遅れが出ないように努力している姿勢を見せること。
相手は、「ああ、反省して行動してくれるんだ」と感じ、信頼は少しずつ回復していくでしょう。
一度じゃだめだよ。
継続して反省の姿を見せることが大事なんだ。
間違っても不機嫌そうな態度は出しちゃ駄目ケロ。
まとめ
嘘をつかない方法と信頼を取り戻す方法をご紹介しましたが、どちらも自分自身の意識と努力次第で実践が可能です。
嘘をついた時のデメリットは人間関係に大きく影響します。
嘘をつくのが日常化してしまっている人は、この記事を参考にして、ぜひ治す努力をしてみてくださいね。
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